またですか・・・。最近大規模な地震が多いですね。
みなさん無事でありますように。
地震が起こるたびに家づくりの耐震性について考えさせられます。
最近、木造でもCLTという工法が注目されていますね!
CLTとはCross Laminated Timberの略称で、ひき板(ラミナ)を並べた後、
繊維方向が直交するように積層接着した木質系材料です。
厚みのある大きな板であり、建築の構造材の他、土木用材、
家具などにも使用されています。
木材特有の断熱性と壁式構造の特性をいかして戸建て住宅の他、
中層建築物の共同住宅、高齢者福祉施設の居住部分、
ホテルの客室などに用いられるようになってきました。
日本では2013年12月に製造規格となるJAS(日本農林規格)が制定され、
2016年4月にCLT関連の建築基準法告示が公布・施行されました。
これらにより、CLTの一般利用がスタートしています。
CLTは構造躯体として建物を支えると共に、断熱性や遮炎性、遮熱性、
遮音性などの複合的な効果も期待できます。木の表面をそのまま見せて用いると、
木目や木の肌触りを感じる心地のいい空間ができます。
また、木材は持続可能な循環型資源であり、
森林資源を有効活用した省CO2型の建物を建てられます。
ちょうど先日岡山の北房にCLTでつくられた北房小学校とこども園の
見学会をしていたので、行ってきました!
木の雰囲気がとっても落ち着いていて、ここで学ぶ子供たちが
羨ましくなりましたよ!
小・中学校ではよく避難場所として挙げられますが、
これなら耐震性もよくて余震に対しても安心できますね。
まだまだ費用面で住宅に採用することはむずかしいでしょうけど、
増える地震に対しこれからも注目しないといけませんね。
日本CLT協会参照
http://clta.jp/clt/
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