松尾浩志の「住まいはここから☆」

2018年09月06日

北海道地震と耐震


お知らせ

またですか・・・。最近大規模な地震が多いですね。

みなさん無事でありますように。

 

地震が起こるたびに家づくりの耐震性について考えさせられます。

最近、木造でもCLTという工法が注目されていますね!

CLTとはCross Laminated Timberの略称で、ひき板(ラミナ)を並べた後、

繊維方向が直交するように積層接着した木質系材料です。

厚みのある大きな板であり、建築の構造材の他、土木用材、

家具などにも使用されています。

木材特有の断熱性と壁式構造の特性をいかして戸建て住宅の他、

中層建築物の共同住宅、高齢者福祉施設の居住部分、

ホテルの客室などに用いられるようになってきました。


日本では201312月に製造規格となるJAS(日本農林規格)が制定され、

20164月にCLT関連の建築基準法告示が公布・施行されました。

これらにより、CLTの一般利用がスタートしています。

CLTは構造躯体として建物を支えると共に、断熱性や遮炎性、遮熱性、

遮音性などの複合的な効果も期待できます。木の表面をそのまま見せて用いると、

木目や木の肌触りを感じる心地のいい空間ができます。

また、木材は持続可能な循環型資源であり、

森林資源を有効活用した省CO2型の建物を建てられます。

ちょうど先日岡山の北房にCLTでつくられた北房小学校とこども園の

見学会をしていたので、行ってきました!

木の雰囲気がとっても落ち着いていて、ここで学ぶ子供たちが

羨ましくなりましたよ!

小・中学校ではよく避難場所として挙げられますが、

これなら耐震性もよくて余震に対しても安心できますね。

まだまだ費用面で住宅に採用することはむずかしいでしょうけど、

増える地震に対しこれからも注目しないといけませんね。

 

日本CLT協会参照

http://clta.jp/clt/



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